皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。また、日ごろより当法人の運営にご理解・ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
おかげさまをもちまして、平成23年1月13日に、念願の「建設計画案」を発表することができました。当センターがこのよき日を迎えられますのも、皆様方と諸先輩・地域の自治会様、沼津市手をつなぐ育成会様、そして沼津市役所をはじめとする多くの福祉関係者のご尽力の賜物と、深く感謝いたしております。
さて、当センターの歴史を紐解いてみますと、平成5年7月1日、沼津市手をつなぐ育成会(当時の会長は西澤春雄氏)が運営主体となり、小規模授産所「ふれあいの苑」が12名の利用者さんと4名の役職員からスタートしたことに始まります。知的障がいをもつ方が通う施設として、多くの保護者・市役所の福祉関係者の温かいご支援を受けて、御幸町の「みゆき保育園」の移転後、同施設を市から幸運にもお借りすることができたことであります。これにより、育成会会員は、養護学校卒業後、「ふれあいの苑」に通所できるようになりました。
平成13年5月1日、「ふれあいの苑」が定員20名のところ、22名になったため手狭となり、2つ目の授産所の施設探しが始まりました。「ふれあいの苑」は、市役所にも近く、立地条件がたいへんよい所にありましたが、沼津市南部に施設が欲しいとのことで、最終的に千本の旧市立病院医師住宅の空き1棟を「ふれんどワーク」とすることができました。その後、平成19年4月1日より法人化し、現在に至っております。
当センターは、「就労支援事業」を中心に活動しております。それは、障がいをもつことで、一般企業に就職することが困難な方や、就職しても離職してしまった方たちが、「福祉的就労」をしながら、「就職」につながる訓練をする場所であるということです。また、「自立支援事業」として、年間の行事や各種活動を通じて、社会参加・社会的自立を目指すものです。このような活動の中で重要なことは、各人が「生きがい」を見つけていきいきと生活することだと思います。そのような「生きがい」創出の一助となるような支援を心がけ、役職員一同職務に当たっております。
おわりに・・・
私どもは、地域の皆様の温かい思いやりと、市役所をはじめ多くの福祉関係者様の支えがあったからこそ、様々な問題に直面しても「利用者さん重視」の視点を忘れず、強い意志と信念で乗り越えて参ることができました。今後とも皆様方のご支援・ご協力をお願い申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。